迷走ウリ坊は火ダルマなう

風のゆくまま、気のゆくまま、書きたいと思ったことを書きます

徒然ハイビスカス

 

今日は悲運が続いた。

心の安寧と平静を求め図書館へ向かう僕が見たのは、N氏だった(英語のクラスでかわいいと思っていたロリ、本名は知らない)あぁ、彼女が単身で図書館に入る場面だけを見たかった

 

そうならばきっと比較的僕と似た人種なのではと親近感を抱き、今度見かけたらご飯ても誘おうかななんて妄想に懸命にダイブした事だろう。

まぁ実際に誘うかどうかは言わずもがなだか、少なくともこの現在の憂鬱というバッドステータスは十全に治療されたに違いない。

 

だが現実は僕に優愛を向けてはくれなかった、そう彼女は図書館に入る前に付き添いみたいな男✖️2に傘を手渡していたのだあった(魚の死んだ目のように眺める僕)

 

あぁ、そう僕は思った
この間に彼女が図書館に軽い用事で寄り道したこと、そして男✖️2ともしくはそれ以上の男女混合メンバーで昼食をとる事
軽い頼み事が出来る程には仲がいい事、
彼女にはそういう取り巻きの陽男が複数存在する事、彼女も紛れもなく陽女だという事、

もしかしたらビッチの類かもしれない事、

英語の時間に妙にスカしているのは男にモテるのを依拠とした自信の表れだという事、

後ろ姿さえかわいいという事をこの一瞬で分析した、普段の僕と比較するとあまりに明晰がすぎる、このポテンシャルが判明したことが唯一の救いだ。


それにしても以前の恋愛工学本に載っていたモテる奴はよりモテるという法則は正しいのだな、僕もその法則性に絡めとられた訳だ。

 

控えめに言って虚しい、

なんというか、自室のベッドで彼女のことを妄想していた、だか彼女は男の予備を蓄えれる程、異性からの求心力を備えており、僕何ぞはきっと彼女からしたらマグロ用の魚網にかかった名も知られぬ小魚の一匹に過ぎないのだろう、十分に理解していたつもりだったが、

やはり心の何処かで彼女の横を歩きたい願望が、そう小魚でも美味しそうに食べてくれる彼女の存在を望む自分がいたのも事実、

この思いがくだらない物だとか厄介な物だとは思わないけれど、諸刃の劔である事は確かだろう、

要するに、僕の想いと彼女の想いが戦慄する程に反比例している実態を目の当たりにして虚しいのだろうよ。